専業主婦年金受給はずるい!保険料払っていないのに将来受け取れる?

年金
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専業主婦とは、家庭内において家事(炊事、掃除、買い物など)や育児を中心的に行う人のことです。

また、税制上では、課税所得に達せず、夫の扶養内に入っている妻のことを言います。

この専業主婦に対して、近年では、女性の社会進出が進み、主婦をしながら働く女性が増えてきました

結婚や出産を機会に働き方を変える女性もたくさんいます。

専業主婦として家事や育児に専念する人、産休を取り仕事に復帰する人などさまざまです。

そのような中、共働きの兼業主婦や働く独身女性から、専業主婦に対する不満の声が上がっています

それは、専業主婦は年金保険料を払っていなくても、将来年金を受け取ることができるからです。

専業主婦は、「働いていないのに、将来公的年金を受け取れるので、働いている人と比較すると、ずるい、不公平」であるという声です

しかし、専業主婦が将来年金を受給するのは、本当に不公平でずるいことなのでしょうか?

そこで、ここでは、専業主婦の年金受給について、不公平でずるいことなのかどうかについて、詳しく見ていきたいと思います。

 

 

 

 

 

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専業主婦が年金を受給するのはずるいと言われる理由は?

近年、育児や家事をしながら働いている女性が増えてきています

そのような中、子育てや家事に集中できる専業主婦、働きながら家事や育児をしている兼業主婦の間で、将来貰える年金について、様々な意見が聞こえてきます。

働きながら年金保険料も納めている兼業主婦に対して、夫の扶養に入り、働いていない専業主婦は年金の負担はありません。

そうすると、年金保険料を納めていないのにも関わらず、将来、毎月定額の年金を受給できるのは不公平ではないだろうかという声が上がっています

そのような声が上がっているのは、以下のようなことが理由となります。

年金保険料を払えるだけの余裕があるにも関わらず、専業主婦というだけでなぜ年金が免除されるのだろうか。

社会保障なので困っている人のために使うのは構わないけれども、一部の人は、高級車に乗っていたり、裕福な暮らしをしている場合もあります。

そのような世帯に関しても、専業主婦の年金保険料まで免除する必要があるのでしょうか。

この理由から、家事や育児、そして仕事を兼業している女性側からみると、働いていないのに将来年金を貰えることに対して不公平だと感じてしまうのも仕方ないかもしれませんね

しかし、本当に、専業主婦が年金を受給できるというのは、ずるいことなのでしょうか。

くわしく見ていきたいと思います。

 

 

 

 

本当に専業主婦の年金受給はずるいのか?

本当に専業主婦が年金を受給できるのはずるいのかどうかについて、くわしく見ていきたいと思います。

 

兼業世帯と専業主婦では将来貰える年金額に大きな差がある!?

現在、公的年金は「国民年金」と「厚生年金」の2つに分けられます。

国民年金というのは、20歳以上60歳未満のすべての国民が加入することになっています。

また、もう一方の厚生年金は、会社員や公務員が国民年金と合わせて加入するものになっています。

国民年金に加入している人は、老齢基礎年金を、厚生年金に加入している人は、老齢基礎年金と老齢厚生年金の2つを受け取ることができます

国民年金のみの加入…老齢基礎年金
厚生年金にも加入…老齢基礎年金+老齢厚生年金

そのため、共働きをしている世帯は老齢基礎年金と老齢厚生年金受け取ることが可能です。

しかし、専業主婦は厚生年金に加入していないので、将来貰えるのは老齢基礎年金のみとなります。

つまり、兼業世帯と専業主婦では、将来貰える年金額に大きな差が生まれます。

厚生年金の受給額は、保険料の納付月数と収入によって決まるため、収入が高いほど受給額も多くなります。

専業主婦は、将来老齢基礎年金のみの受給となるため、年金受給額は共働き世帯よりも少なくなります。

共働き世帯は、専業主婦世帯よりも将来貰える受給額は多くなるので、不公平、ずるいというのは、一概に言えなくなるかと思います。

 

年金は3階段ある!1階段で決めるのは早い!

現在の日本の年金制度は、3階段に分かれています。

1段階目には「国民年金」、2段階目には「厚生年金」、3段階目に「私的年金」となります。

1階段目と2階段目は、国が社会保障の一環として、運営しているものです。

3段階目の「私的年金」とは、老後、ゆとりのある生活を送るために任意で加入できる、上乗せ年金の一種です。

「私的年金」に含まれるものには、「厚生年金基金」「企業年金」「年金払い退職給付」があります。

専業主婦は、上記のような年金制度は利用できませんが、兼業世帯は、年金の上乗せ制度を利用することができるため、利用した場合は、将来の年金受給額は多くなります

また、「退職金」や「企業年金」のある会社の場合であれば、退職時に退職金を受給することもできます。

このように、専業主婦の世帯と兼業主婦の世帯では、年金受給額が大きく異なります。

 

兼業主婦には他にもメリットがいっぱい!

共働きの兼業主婦の場合、仕事をしながら家事、育児を両立しないといけないため、大変というイメージばかりが浮かんできます

しかし、その一方でメリットもたくさんあります

働くことによって、社会との関わりを持てるため、妻・母親以外の自分になれる、一個人としての存在意義を実感できやすいのは、大きなメリットであると言えます。

専業主婦は、自分自身で自由に使えるお金が少ないため、お友達と食事に行ったり、旅行や欲しいものを買うのにも躊躇しがちであるという傾向もあるようです。

兼業主婦は、自分が稼いでいるので、自分が使える額にもある程度余裕が生まれるでしょう。

また、共働きのため、世帯年収が増えることによって経済的にも安定し、様々なことが可能となってきます。

マイホームの購入や老後の貯金、趣味などにお金を使う余裕が生まれるなどメリットがたくさんあります

女性の場合であれば、産休制度の利用や育休中も育児休業給付金と言った形で給付を受け取ることが出来ます。

それだけではなく、専業主婦の中の一部には、暇を持て余している人もいるとも言われています。

実は、働いていないからこそのデメリットというのも存在するのです。

 

 

 

 

専業主婦の年金がずるいかどうかは状況次第!

年金保険料を納めていない専業主婦に対して、ずるい、不公平だと声があがっていますが、専業主婦の年金受給がずるいかどうかは、結局は、状況次第であるということが言えます。

共働き世帯と専業世帯では将来もらえる年金受給額に大きな差があります。

また、妻も働く事で世帯収入が増え、経済的余裕が生まれるというメリットもあります。

主婦以外にも、自分らしさを発揮できるという生活での張り合いが生まれるというメリットもあります。

また、地域でのボランティア的な活動(PTAや町内会の役員など)は、主に専業主婦が行っているとの声もあります

学校行事や地域の活動が円滑に回っているのも、専業主婦があってこそという場面もあるかもしれません。

専業主婦には、このような活動に参加させられやすいというデメリットというのもあるのです。

保育園に入れなかったため、仕方なく専業主婦をしている家庭もあれば、親の介護で働くことのできない女性など専業主婦をしている事情も様々であると思います。

社会というのは、家庭を持つ専業主婦、兼業主婦はさまざまな環境の中で譲り合い、協力関係にあるのではないでしょうか。

「働いていなくて、年金保険料を納めていないのに、将来年金がもらえるからずるい」というのは、そこだけを切り取ってしまうと、そのように感じるかもしれません

しかし、メリット・デメリットというのは、さまざまな要素を含めて考える必要があります。

感情論で片付けずに、上記の内容を参考に、正しい知識を身に付けて、自分自身、自分の家庭では、どうあるべきかを考えるのが良いのではないでしょうか

 

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