洗濯しているのに、なぜか汗臭い洗濯物ってありますよね
暑くなってくると、アクティブな行事が増え、小さな子どは走り回り、夫も通勤で汗をかきます。
何度も洗濯しているのに汗の臭いが取れないと、捨ててしまうか悩んでしまいますよね。
ですが、取れない洗濯物のイヤな臭いも、これから説明する方法で改善できるかもしれません
洗濯しているのにもかかわらず、なぜイヤな臭いが取れないのか、またその臭いを取るにはどうすればいいのか、説明していきます
洗濯したのに、臭いのはなぜ?
きちんと洗濯しているのに、着るとイヤ~な臭いのする洋服ってありますよね。
洗っているのに臭うのは、洗濯機が壊れたのか?洗剤が悪いのか?と色々考えるかもしれません
ですが、普段の洗濯で臭いが取れないのは、菌が原因なのです
洗濯しているのにどうして菌が原因なの?って思いましたよね。
菌は、洋服などについている落としきれなかった皮脂汚れや汗をエサに増えていくからです
たくさん汗を吸った洋服が、何度も洗濯しても匂うのは、しっかり汗や皮脂汚れが落ちていない証拠ともいえます。
洋服が匂う原因は、菌が繁殖しているからなのですが、それ以外にも以下の内容に心当たりがある人もいるかもしれません。
洋服が匂う原因は主に3つあります
- 洗濯物の汗や皮脂汚れが落としきれていない
- 洗濯槽の掃除を長期間していない
- 生乾きのまま置いている時間が長い
次に、洗濯物のイヤな汗の臭いを取る方法、洗濯槽の掃除の頻度などについて説明していきます
洗濯物の臭い対策
せっかく、こまめにキレイに洗濯しても、においが取れなければ、清潔感がありませんよね。
どのようにすれば、臭いの原因を取ることができるのでしょうか。
洗濯槽の掃除をする
みなさん、洗濯槽のお掃除はどのくらいのペースでしていますか?
目についた汚れは気になってすぐに掃除しているかもしれませんが、洗濯槽の汚れは見えないですよね。
ですので、気付いたら長期間掃除をしていなかった、なんて人もいるかもしれません。
ですが、洗濯機の中は湿度が高く、洗剤や皮脂汚れが溜まりやすい場所です。
洗濯槽が汚れていると、洗濯物が臭う原因になってしまいます
家族の人数や、使用頻度にもよりますが、家族が多く、洗濯機の使用頻度が高い場合には、月に1回は洗濯槽の掃除をしましょう
家族の人数が少ない場合でも、2ヶ月に1回は洗濯槽の掃除をオススメします
洗濯槽専用のクリーナーは、ドラックストアなどで売られていますよ
洗濯物を濡れたまま長時間放置しない
洗濯物が濡れている状態で長時間放置しているのも、臭いの原因になってしまいます。
洗濯物を干し忘れた経験は、みなさん1度はあるかと思います。
夜にタイマーをして、朝起きて干すのを忘れていたり、洗濯が終わった後、干すのを忘れて出かけてしまったり…
生乾きのまま放置されている洗濯物は、そのまま干すか、もう一度洗い直すか、考えてしまいます。
ですが、洗濯物は、濡れたまま放置していると、雑菌が繁殖して臭いの原因となるため、一定時間を過ぎたら洗い直すことをおすすめします
夏であれば1時間、冬だと2時間くらいでしょうか。
主婦の人だと、もったいないと感じるかもしれませんが、もう1度洗剤をいれて、洗い直ししましょう。
また、お風呂上がりのバスタオルなど濡れた状態のものは、洗濯機を回す直前まで干しておくといいかもしれません。
なぜなら、濡れた状態のものを洗濯機の中にいれてしまうと、湿気で菌が増えるからです
濡れている洗濯物は、すぐに洗濯機の中には入れず、洗濯する直前に入れると、臭い予防になります
部屋干し
梅雨など洗濯物が乾きにくい季節は、部屋干しの頻度が高くなるかもしれません。
ですが、乾くのが遅ければ遅いほど、菌が増えて臭いの原因となります
浴室乾燥機を使ったり、部屋干し専用の洗剤を使うなど、工夫が必要になりますね。
その他にも、1度に大量の洗濯物を干してしまうと、乾くまでに時間がかかりますよね。
洗濯物が乾きづらい季節には、こまめに洗濯し、風通しのいい場所で干すようにしましょう
熱湯でつけおき
洋服が臭う原因は菌、だということが分かりました
洋服が匂う前に予防できればいいのですが、梅雨などの洗濯物が乾きにくい季節や、汗をたくさんかく季節にはどうしても臭うことがあるでしょう。
洗濯物が汗臭かったり、イヤな臭いがするときは、菌が繁殖している証拠なので、殺菌するために、熱湯消毒をしてみましょう
菌は熱に弱いため、50℃くらいのお湯に洋服を浸すことで、臭いの原因である菌を殺すことができます。
熱湯消毒の手順は簡単です
バケツや洗面器に50℃ほどのお湯をいれ、その中に洋服を浸します。
そのまま20分から30分ほど放置します。
このとき、お湯が冷めないように蓋をすると、なお良いでしょう
臭いとともに汚れが気になる人は、洗剤を入れてつけおきすると効果的です。
つけおきした後は、いつも通りに洗濯するだけで、OKです。
この、熱湯消毒ですが、気をつけたいことが2点あります。
1つは、お湯の温度が高いほど、洋服が色移りする可能性が高くなるということです。
水よりもお湯のほうが汚れを落としやすくなりますが、お湯の温度が高いとその分、洋服が色移りしてしまうかもしれないのです。
ですので、お気に入りの洋服を熱湯消毒する時は、温度に気をつけながら行ってくださいね
もう1つは、節約のためにお風呂の残り湯を洗濯に使っている人もいるかもしれません。
ですが、お風呂の残り湯は皮脂汚れなどで汚れています
皮脂汚れがあるということは、菌が増えやすい環境ということなので、洗濯物からイヤな臭いがするときはお風呂の残り湯は使わないようにしましょう
酸素系漂白剤や重曹で、菌を退治
熱湯消毒だけでは、臭いが落ちなかったり、汗の臭いを防ぎたい人は、普段のお洗濯の前に、酸素系漂白剤を使ってみてはいかがでしょうか
塩素系漂白剤は、成分が強力なため、色柄物の洗濯には向いていません
かならず、酸素系の漂白剤を使用してくださいね!
漂白剤を使ったつけおきの手順も、熱湯消毒と変わりありません。
洗面器やバケツに50℃くらいのお湯を張り、酸素系漂白剤を溶かします。
そこに洋服をいれて、30分から1時間ほどつけ置きし、その後いつも通り洗濯するだけです
とても簡単ですよね
普段のお洗濯は、弱アルカリ性の洗剤で!
汗をかきやすい人や、洗濯物の臭いが気になる人は、普段使う洗剤を変えてみるのもいいかもしれません。
ドラックストアには、液体洗剤と粉末洗剤が売られていますが、それぞれ洗浄力が違うのを知っていますか?
粉末洗剤よりも、液体洗剤のほうが水に溶けやすいため、液体洗剤は人気ですよね。
ですが、液体洗剤のほうが、粉末洗剤よりも洗浄力は弱いのです。
普段、汗をほとんどかかず、洋服に汚れが少ない人は液体洗剤でも十分かもしれません
ですが、アクティブに動き回り、よく洋服を汚すという人は、粉末洗剤をおすすめします。
粉末洗剤の成分は弱アルカリ性で、臭いの原因となる皮脂汚れや汗は弱酸性です。
ですので、皮脂汚れや、汗の臭いを消すには、弱アルカリ性の洗剤が有効なのです
粉末洗剤は、特に冬、水に溶けにくいデメリットがありますが、熱めのお湯で溶かすなど、工夫すれば洗剤残りもなく安心して使えます
洗濯物の臭いが取れないのは、雑菌のせい
何度洗っても取れない洋服のイヤな臭いは、雑菌のせいだということが分かりました
普段の洗濯では、皮脂汚れや汗などのたんぱく質汚れが、落としきれないなんてことがあるんですね
イヤな臭いがしなくても、アクティブに動き回ったあとの洋服は、熱湯消毒や漂白剤を使って洗濯したほうがいいかもしれません
また、普段何気なく使っていた洗剤に洗浄力の違いがあるのも驚きですよね。
液体洗剤よりも、粉末洗剤のほうが皮脂汚れに強いのも、意外でした
比較的水の温度が高く、汗をかきやすい夏場は粉洗剤、水温が低く、汗をかきにくい冬場は液体洗剤と使い分けるのもいいかもしれませんね。
そして、忘れがちなのが、洗濯槽の掃除ですよね
半年に1、2回ほどで十分かと思いきや、最低でも2ヶ月に1回はクリーナーを使って掃除したほうがいいとのこと
洗濯物のイヤな臭いを防ぐために、あらかじめ予防できることは、実行したいですね
仮にイヤな臭いがしても、熱湯や漂白剤を使えば簡単に殺菌できますね