結婚したあと、自分も渦中の人間になる可能性のある、嫁姑問題
嫁姑と聞くと、いつもバトルが勃発しているイメージがありますよね。
実際に、嫁と姑の不仲が原因で夫と喧嘩したり、離婚にまで発展した知り合いがいる人もいるかもしれません
嫁と姑の確執は、昔からずっと変わらず存在しているのに、いまだ解決策が見つからずに悩んでいる人も多いでしょう。
どちらか一方が仲良くしたいと思っていても、片方が拒絶してしまえば、永遠に仲良くなれません。
嫁と姑が不仲になる原因を知っていれば、あらかじめ対策することができるでしょう
また、現在嫁や姑との不仲が原因で悩んでいる人も、原因を知ることで道が開けるかもしれません
どうして嫁姑は不仲になってしまうのか
結婚前に気になるのが、嫁姑問題
世間の話を聞いていると、嫁の立場であれば、大変そう、義理母と仲良くやっていけるのか不安だと感じます。
姑の立場からしても、嫁と良好な関係を築くことができるか、不安に思うでしょう。
結婚前は夫と2人の関係が良好であれば、スムーズだった生活も、結婚後は夫や夫の両親、親戚との付き合いが増え、深いかかわりを持つことになります
結婚前は、嫁姑どちらも適度な距離を保っていたため良好な関係を築いていた人が多いのではないでしょうか。
ですが、問題ないと思って結婚した後に、些細なことがきっかけで不仲になり、嫁姑問題が勃発することも大いに考えられます
結婚すると決めた夫とも、結婚するまでに幾度となくケンカをしていますよね。
嫁や姑との関係も似たようなものではないでしょうか
双方が良好な関係を築きたいと思っていても、赤の他人同士がお互いを分かり合うためには時間が必要です
一方がどんなに仲良くしたいと思っていても、片方がそれを受け入れず、壁を作ってしまってはどうしようもありませんよね
1度険悪な雰囲気になってしまうと、そこから亀裂が生じ、どんどん溝が深くなってしまうでしょう。
そうならないためにも、嫁と姑が不仲になる原因を知っていれば今後の対応も変わるかもしれません
嫁姑の不仲の原因を知る
嫁と姑が不仲になる原因とは何なのでしょうか。
原因を知って、不仲とならないように対策を考えることが重要です。
考え方や育った時代が違う
結婚前には、知らなかった嫁や姑との価値観の違いってありますよね。
嫁姑だけに関わらず、人間同士ある程度の付き合いがないとわからないことってたくさんあります
友人同士でも、付き合いが長くなるに連れて、お互いがどんな考え方をしているのかを知りますよね。
嫁姑問題が起きるのは、育った環境が違うことによる考え方の違いなどによって、意見がぶつかるのが原因ではないでしょうか
どんなに相手に腹が立っても、簡単に縁を切るなんてできません。
それがまた、嫁姑問題をヒートアップさせる理由かもしれませんね。
また、嫁姑が不仲になる原因に、結婚とは嫁入りであるとの考え方が影響している可能性もあります。
昔は、結婚した女性は夫の家(戸籍)に入る、夫の家に嫁ぐ、という時代でしたが、現在は違います
現在の結婚のイメージとは、お互いが家を出て、新しい家庭を作る事ですよね。
ですが、人によっては、いまだに結婚イコール嫁に貰った、嫁いできた、という古いイメージを持ち続けていることも
もちろん、それらの考え方を持っていることは決して悪いことではありません。
ですが、その昔の結婚観から嫁の立場が弱くなってしまえば、現在の結婚のイメージを持っている嫁と、不仲となる原因になってしまうでしょう
距離が近い
姑と仲が悪くなる原因に、適度な距離感を保っていないことが挙げられます
実の親や兄弟でさえも、距離が近すぎると腹が立ったりするもの。
実家にいた頃は、実母と喧嘩が絶えなかったのに、家を出てから仲良くなったという話をよく耳にします。
嫁や姑との関係も、同じではないでしょうか
一緒に暮らしていなくても、毎日メールをしたり、電話をかけたりしている人は要注意です
他にも、頻繁に遊びに行ったり、私生活をチェックするなどの過干渉も不仲の原因になります。
そして現在は、インターネットが広く普及し、SNSを使っているのが当たり前の時代になりました。
なかでも、インスタグラムやフェイスブックなど、私生活の情報をアップするものが増えましたよね。
最初は仲が良かったから、アカウントを教えたという人もいるでしょう。
ですが、プライベートなことを隅々までチェックされているのが次第にストレスになることもあります
過干渉が原因で嫁と姑の関係が悪くなることも考えられますので、仲が良くても適度な距離は大切にしましょう
距離感に関しては、同居している場合には、特に注意が必要かもしれませんね。
息子を取られたように錯覚する
これは、姑の立場に限った話になりますが、子離れできていない場合も、嫁姑問題の原因になります。
姑にとって、息子は大事な宝物であり、いつも守ってあげなければいけなかった存在です。
ですが、その想いが息子が大人になっても抜けずに、必要以上に干渉している場合は嫁からすると、気分のいいものではありませんよね
嫁のことを、大事な息子を任せられる相手ではなく、可愛い息子を奪った相手と認識してしまえば、その後の結婚生活にも悪影響を及ぼします。
子離れできていない場合、息子が結婚したあとも、自分のコントロール下に置こうとしたり、何かにつけて嫁に対して小言を言ったりすることがあります。
現在の結婚とは、夫婦2人が新しい家庭を築くことでしたよね。
そこに、姑が家事や育児に関して小言を言ったり、突然息子夫婦の家に訪問したりすると、嫁はストレスが溜まり、必然的に姑との関係が悪くなるでしょう
嫁に原因がある場合
姑との仲が悪くなる原因はさまざまあるかと思います。
育った環境や時代、考え方が違う赤の他人ですので、ウマが合わないことや、すれ違うこともあるでしょう。
そして、嫁姑問題と聞くと、姑に原因があるイメージですが、姑と不仲になる原因が嫁にある場合もあるでしょう
無意識のうちに、姑から嫌われるような言動をとっているかもしれません。
1つは、姑に対して必要以上に壁を作っている場合です
コミュニケーションが苦手で、何を話していいか分からず姑との交流を拒絶するパターン。
夫の愚痴を姑がいる場で堂々と言ってしまう。
勝手にお菓子やおもちゃを与えるのが嫌だからという理由から孫にまったく会わせないなどです
私が結婚したのは姑じゃなくて夫という風に考え、姑との交流を拒絶してしまったら、姑はいい気分はしません。
可愛い孫にまったく会わせてもらえないのも、姑からしたらとても寂しい気持ちになるでしょう。
夫の愚痴を姑のいる場で話すのも、可愛い息子の悪口を言う嫁という風に捉えられ、嫌われる原因になってしまいます
その他にも、客観的にみて明らかに嫁の家事や育児に欠陥がある場合は、嫁が改善しなければいけない点と言えるでしょう。
たとえば、家の中がゴミ屋敷レベルで散らかっている。
働いていないのに、1日中ダラダラして家事をせず、子どもや夫にご飯を作らないなど
このような場合は、姑が嫁の言動に対して小言を言っても、嫁に問題があるとしか言わざるを得ないでしょう
姑に原因がある場合
嫁に特に目立った不備がないのにも関わらず、嫁に対して文句を言ったり嫁いびりをしているケースは、姑に原因があるでしょう。
嫁姑問題の原因として、みなさんがよく聞くのは、姑が自分の育児方法や家事のやり方を押し付けてくる、というものではないでしょうか。
姑自身が自分の育児や家事に自信を持っていることは、とても良いことです
ですが、それを嫁に押し付けてしまうと、嫁には嫁のやり方があると喧嘩になってしまいます
そして、現在は昔と違い色々なものが進化しています。
知識1つとっても、昔は正しいと思われていたことが、現在では間違っていたことが解明された例がいくつもあります
日々アップデートされている時代についていけない姑に対し、昔の古い知識などを押し付けられる嫁は不満を抱いているかもしれません
嫁姑問題の原因はさまざま
嫁と姑が不仲になる原因は、さまざまありましたね。
お互いの距離が近すぎることや、過干渉であること、息子に対して子離れできていないなど。
いずれも、考え方の違う姑といきなり仲良くなるのは、難しいでしょう
ですが、不仲であっても簡単には縁を切れるものではありません。
嫁や姑との不仲の原因を知ってもなお、歩み寄ることができない場合は、1度距離を置いてみるのもいいのではないでしょうか
嫁姑問題はどの時代にも勃発しており、消えることのない永遠のテーマかもしれません。